レラテック株式会社は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社、日本気象株式会社、株式会社ウインドエナジーコンサルティング、国立大学法人 神戸大学と共同で、スキャニングライダー風計測の測定精度や特性を評価するため、むつ小川原洋上風況観測試験サイトにおいて実証試験を実施し、今般その研究成果が論文で公表されました。

長期間にわたるフィールド実験の結果、スキャニングライダーを1台用いるシングル観測方式では、洋上風力資源量を正確に調査でき、2台を用いるデュアル観測方式では風の変動成分まで正確に測定できることが明らかとなりました。また、スキャニングライダーによる海上風観測は、従来の気象観測マストを用いた手法と比較して観測コストを最大で10分の1に削減できる可能性があることから、コスト削減を通じて、洋上風力発電の導入促進に貢献することが期待されます。

なお、この技術の詳細は、3月11日に「Wind Energy」にて公開されております。