解析事業


解析事業では、開発エリアにおける観測およびシミュレーションの結果をもとに、プログラミング言語やGIS(地理情報システム)を利用して、発電量評価やサイト風条件評価を実施いたします。

 

1. 発電量評価

<概要>

風力発電事業の事業性を評価するためには、観測およびシミュレーションから得られた風車位置のハブ高度における風況データと風車のパワーカーブに基づいて、発電量を算出する必要があります。観測およびシミュレーションに基づく、開発エリアに適した発電量評価をご提案いたします。

<セールスポイント>

  • 既存の風況マップやシミュレーション結果に基づいて、机上検討・概算評価を行います。
  • 観測やシミュレーション、補正方法等における不確かさに基づいて、超過確率別の発電量予測値を算出します。
  • 各種ケース(風車ハブ高度、風車レイアウト、風車機種、セクターマネジメント、系統連系点の出力抑制等)の発電量について、条件に基づいた評価を実施いたします。

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2. サイト風条件評価

<概要>

国内ウィンドファーム認証のサイト風条件評価においては、開発エリアの環境に適した風車機種を選定するために、風車位置のハブ高度における通常風・極値風条件(平均風速、極値風速、乱流強度、風速の鉛直シア等)を算出する必要があります。観測およびシミュレーションから得られた風況データを比較・検証し、国内外の規格(例:IEC, JIS)に準拠した手法に基づいたサイト風条件評価を実施いたします。

<セールスポイント>

  • ウィンドファーム認証に対応した解析・レポーティングを実施いたします。
  • 観測およびシミュレーションから得られた平均風速や風速の鉛直シアを比較し、シミュレーションの妥当性を検証いたします。
  • 各種ケース(風車ハブ高度、風車レイアウト、風車機種等)の条件に基づいた評価を実施いたします。
設計風速算出のイメージ

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3. その他

<概要>

風況調査全般に関連する解析、統計処理、可視化を実施いたします。

<セールスポイント>

  • 観測やシミュレーションから得られた風況データについて、時系列データの算出、異常値の検出・除去、欠測値の補間、長期変動補正等を行います。
  • 事業性の初期検討を行うために、年間に満たない観測データや、各種気象データ(例:気象庁GPV, ECMWF-ERA5)を用いて、年間相当の風況データを算出します。
  • 各種データから、風況情報を算出・可視化します。
風況データの可視化

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プログラミングによる解析

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