風況調査においては、開発エリア周辺の広域的な風況情報を取得するために、CFDモデルやメソ気象モデルを用いたシミュレーション方法が開発されています。当社では、開発エリアの諸条件を考慮してモデルを選択し、最適なソリューションをご提案いたします。

概要
メソ気象モデルは、メソスケール(2〜2,000km程度の空間スケール)の気象現象を解くことが可能なモデルです。熱的な作用に大きな影響を受ける海上の風を対象としたシミュレーションに適していることから、これまでに国内外の洋上風力開発プロジェクトにおいて採用されてきました。代表的なモデルに、WRFやMM5等があります。国内屈指の研究機関である神戸大・産総研における最新の研究成果に基づいた、WRFによる風況シミュレーションを実施いたします。

セールスポイント

  • 神戸大学の研究成果に基づく計算オプションを用意し、高精度なWRFシミュレーションをご提案いたします。
  • メソ気象モデル単体よりも高精度な結果が得られる、風況観測値を用いてモデルを補正する「データ同化」を用いたシミュレーションを実施いたします。

<概要>
CFD(数値流体力学)モデルは、物理的な構造物周りの気流解析を得意とし、山地の複雑な地形が多い日本国内で広く利用されています。主にマイクロスケール(2km未満の空間スケール)を対象とし、時系列の風況観測値を入力値とします。代表的なモデルに、MASCOT, WAsP-CFD等があります。開発エリア周辺の地形の特徴に応じて計算条件を設定し、風況シミュレーションを実施いたします。

セールスポイント

国内外の規格(例:IEC, JIS)やガイドライン(例:MEASNET-サイト風条件の評価、ウィンドファーム認証 陸上風力発電所 編)を参照して、ウィンドファーム認証のサイト風条件評価に対応したMASCOTシミュレーションを実施いたします。